夜更かしソプラノしほれっとの
ナイティンゲールトーク

章魚突き(お琴のお話)

2021年07月29日

しほれっとの実家のとなりのとなりのとなりのとなりに、筝曲生田流大師範のお琴の先生が住んでいらっしゃいました。のご縁で、しほれっとは6歳くらいから?お琴を習っておりました。(ママンが勝手におなかの中にいるときから、女の子だったら正座が出来るようになったらお琴を習わせますね!とか約束をしちまったらしい(^-^;)

まあ習っていたというか、近所の先生の家に遊びに行って、庭の木に登ったり、金魚に餌をやったり、ワンちゃんと遊んだりして、その合間にちょっとお稽古をしていただいてた・・という感じでしょうか・・
そして正座が大の苦手のしほれっと、一曲弾いては「せんせーい、足がしびれたー」と言って足を投げ出してペラペラおしゃべりをする。という、お作法も礼儀もなーんもない生徒に辛抱強くお稽古を続けてくださった先生に、本当に頭が上がりません・・
しかし何事も省エネで長く続ける癖のあるしほれっと、そんな調子でずーっとお世話になり、免許皆伝までいただくことができました。

音大生になって、なかなかクラシック音楽との両立も難しく、定期的に習うことはなくなりましたが、時々三曲会の演奏会などに出させていただいたり、本当にやさしくしていただいて、お世話になったのでした。

先生はご高齢になってもとてもお元気で、去年90歳でお亡くなりになりましたが、しほれっとが叶うものならもう一度会ってお話ししたい人のトップです。

先日カーサクラシカにて、ライブ動画の収録があり、和風テイストを入れようということで、浴衣を着て、お琴を弾くことにいたしました。

浴衣を着たのも何年振り、お琴もずーーーーーっとしまってあったのを引っ張り出し、楽器のカバーは先代ニャンの陣之介が爪とぎしてボロボロ、ほったらかしてた弦がプチンと切れるんじゃなかろかと、おそるおそる琴柱を立てるところから思い出して、という感じでした。でも自転車じゃないけど、昔取ったなんとやらで、少し思い出せば結構弾けるものですなあ。

とりあえずリハビリを兼ねて、歌入りの短い曲「章魚突き」というのを選んだのですが、まあ英語で言うとOctopus Huntingということでしょうか。でもタコは結局捕れないので、生き物にやさしくめでたしめでたし?
楽調子という、明るい音階とユニークな歌詞で、習った時とても好きだったのを覚えています。

どこかでしほれっとの章魚突き動画、また生演奏も聴けることがあるかもしれませんので、どうぞお楽しみに!!